明日香の旅・最終回
飛鳥寺の裏にある蘇我入鹿の首塚を横に、甘樫丘を観ながらはるか昔を思う・・・
中大兄皇子(のち天智天皇)と
中臣鎌足が
蘇我入鹿を飛鳥板葺宮で暗殺し、
大化の改新を行った。
板葺宮で打ち取られた入鹿の首は屋敷のある甘樫丘が燃え上がるのを心配しつつ此の地まで飛んで来たと云う。
その甘樫丘に登り大和三山を眺めるのも此の旅の楽しみである
自転車をこいでいた疲れと筋肉疲労がピークに達し、登りの階段が辛い!!ど辛い!!!ど・えらい!!!!
爺、婆に追い越されながらようやく頂上へ・・・
AHHHHHHHHH !!!!!!すばらしい眺め
春すぎて 夏来(き)にけらし 白妙(しろたへ)の
衣(ころも)ほすてふ 天(あま)の香具山(かぐやま)
持統天皇(2番) 『新古今集』夏・175
あの有名な百人一首の天の香久山が目の前に広がっている!
大和三山に囲まれた地域が古の藤原京となるそうです。
それでは最後の目的地、
明日香埋蔵文化館にむかいます
数年前話題となったキトラ古墳のレプリカがあり、壁画の天文図は現存する世界最古の可能性もあり、大きな注目を集めています。
古墳の主はこの石室の中でどんな夢を見ていたのでしょうか・・・
実りの秋に明日香を訪ね、あらためて
瑞穂の国という言葉が輝いて感じられます。
「豊葦原千五百秋瑞穂国」(とよあしはらの ちいおあきのみずほのくに)が日本国の美称としても使われているそうです。
16:37橿原神宮前駅、出発・・・・・
心地よい疲れと共に家路につきました。
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